初めに
カンボジアは歴史的遺産と自然、そして独特の文化が魅力の国です。
しかし、初めて訪れる場合「どこに行けばいい?」「費用はどれくらい?」「何を持って行くべき?」と迷う方も多いはず。
そこで今回は、カンボジア旅行初心者向けに、治安から観光スポット、移動手段、費用、持ち物までをまとめてご紹介します。
この記事を参考に、楽しいカンボジア旅行を計画してください。
1. 治安
カンボジアの治安は、正直に言うと決して良いとは言えません。
私自身、格安ホテル(ドミトリー)に宿泊中、外出時に置いていたiPhoneがなくなった経験があります。従業員が盗ったかは分かりませんが、貴重品の管理は徹底しましょう。
また、深夜にシェムリアップの町外れを歩いていた際、バイクの男性から「マリファナ?」と声をかけられたこともあります。断固として「No, thank you!」と答えましたが、少し焦りました。
ただし「地雷が危険」というのは観光エリアではほぼ心配無用。通常の観光ルートであれば問題なく過ごせます。
2. 観光名所
アンコールワット
カンボジア観光の代名詞。
特におすすめは朝日とともに訪れること。早朝から入場可能で、幻想的な風景を写真に収められます。
トンレ・サップ湖
東南アジア最大の湖で、水上生活者の暮らしが見られます。学校や商店も湖上にあり、ボートで見学可能。料金はそれほど高くありません。
バンテアイ・クディ
アンコール遺跡群のひとつ。修復部分とがれきのコントラストが魅力で、遺跡に絡みつく巨木も見どころです。
3. 移動手段
シェムリアップではほぼツゥクツゥクが主流。
バイクに荷台をつけた三輪タクシーのようなもので、鉄道やタクシー、都市バスはほとんどありません。料金は交渉制で、往復2〜3時間の観光なら1台20ドル程度、市内移動は3〜5ドルが目安です。必ず値切るのがコツ。
4. 費用・物価
入国にはVISAが必要です。
日本で取得する場合はカンボジア領事館で約4,400円。現地取得も可能で、その際は証明写真を持参するとスムーズです。
節約すれば、飛行機代込みで10万円以内で2週間滞在も可能。宿泊はドミトリーなら1泊5ドル程度。
現地通貨はリエルですが、基本は米ドルが使えます。物価は日本よりかなり安く、水1本0.25ドル、ビール(Angkor Beer)1本0.6ドルなど。スーパーではシャンプー3.15ドル、ボディーソープ4.40ドル程度で購入できます。市場では必ず値切るのが基本です。
5. 持ち物チェックリスト
必需品
- お金(米ドル)
- パスポート
- 航空券
- 携帯電話
- ボールペン(入国カード記入用)
- 衣類
- シャンプー・ボディーソープ・歯磨き用品
- トイレットペーパー(現地トイレにはない場合多し)
- カミソリ、生理用品、常備薬
- 虫よけ、かゆみ止め(ムヒ)、胃腸薬(正露丸など)
- ハンドタオル
あった方が良いもの
- ポケットWi-Fi
- クレジットカード
- 変圧器(ドライヤー使用時)
- 小さめのバッグ
- モバイルバッテリー
注意:水道水は飲まないこと。歯磨きも購入した水で行いましょう。トイレットペーパーは流さず、備え付けのゴミ箱へ。
6. カンボジアの現状
ポル・ポト政権時代、多くの知識人が虐殺され、その影響で教育の重要性を理解できない大人も多く、子どもが物売りや物乞いをする姿が今も見られます。旅行を通して、現地の子どもたちにできることを考えてみるのも大切です。
カンボジアは、美しい遺跡と活気ある市場、人懐っこい人々に出会える国です。
しっかり準備して、安全で充実した旅を楽しんでください。